2019.03.12

TouchDesignerを使える演出家になろう!/川村 健一

今回のTouchDesigner講座〜Basic編〜の講師を担当させていただく川村です。

私がTouchDesignerを触り始めたのは、約2年前。

TouchDesignerエバンジェリストの松山周平さんが運営側にいたハッカソンにて初めて触り、ミュージシャンが持つ楽器につけた加速度センサーと、観客のスマートフォンに連動する映像演出を実施したのが始まりでした。開発するにあたり、要した時間は一晩。このスピード感はTouchDesignerならではだったと思います。

その半年後には、インターネットの学校SchooでTouchDesignerの授業をはじめ、さらにその半年後にはタワーアカデミーの前身であるタワークリエイティブアカデミーにてTouchDesignerの授業も担当させていただきました。

このツールと出会い、自分自身のワークスタイル、そして、プライベート共にガラリと変わりました。

業務では開発スピードが圧倒的に早くなり、プロトタイプベースでの提案ができるようになりました。新たな体験を作る提案の場合、企画書ベースだとフィジビリティの担保、実際に体験したときの感動が伝わりにくい、といった課題があります。その点、プロトタイプがあると地に足の着いた提案が可能になり、関係者間での体験イメージの共有が容易になります。その結果、提案の場が、一歩先に進んだブレストの場になるという効果がありました。

プライベートでは、短時間でビジュアルを作れることから、様々なアーティストとコラボを行い、多くのイベント演出やワークショップを手掛けるようになりました。

・JUPITER RINGS II (TRNSGRSR)

・2018 Shinjuku City Visualize

TouchDesignerの素晴らしいところは、開発スピードと安定性、そして、他のツールとの連携のしやすさにあります。

この特徴が、スピード感のあるプロトタイピングから、案件で使用する実制作までを可能にしています。

開発というと、長いコードを書きながら進めていくイメージがあると思います。TouchDesignerは開発の過程そのものがビジュアル化されているため、より直感的に進めることが可能です。

今までコードに抵抗があったデザイナーやミュージシャンなど、表現に関わる方全般にオススメしたいツールです。

本講座では、TouchDesignerの基本操作に始まり、Webカメラを使った映像加工、オーディオに反応するコンテンツ、センサーに連動するインタラクティブコンテンツまでをカバーします。

講座用に用意する作例を元に、皆さんのPCで実際に開発を行いながら、要所要所で表現のコツを解説していく、実践的な内容を心がけています。

ステージ演出やインタラクティブコンテンツに興味がある方は、この機会に是非チャレンジしてみてください。

計8回の授業を通じて、皆さんにはTouchDesignerを使える演出家になっていただきます。

TouchDesigner講座〜Basic編〜はこちら。


Ken-ichi Kawamura プロフィール

Dentsu Isobar / CREATIVE DIRECTOR / VJ / Media Artist
テクノロジーを活用した企画、デザイン、開発に従事。
VJ / Media Artistとしても活動を行なっており、オーディオ、データ等のリアルタイムレンダリングによるビジュアライゼーションや公演実績も多数。
https://twist-cube.com/vj/