MAGAZINE取材記事
REPORT 2019.02.15

TOWER ACADEMY 開校記者発表

2019年2月15日、「Update Your”Live Experience” TOWER ACADEMY 開校記者発表イベント」が開催され、5G時代のエンターテック人材を育成・輩出していく『TOWERアカデミー』の構想が発表されました。今回はその模様をレポートします。

メディアアーティストでTouchdesigner講座の講師を務める川村健一さんが手がけたVJが流れる中で、開校記者発表が行われた

来るべき5G次代に、音楽・エンタメ業界を盛り上げ、新たなコンテンツ創出とエンターテック人材輩出を目指したサイバーフィジカルな学びの場を提供

『タワーアカデミー』は2020年にサービス提供が開始される5G(第5世代移動通信システム)がもたらす新たな時代を見据え、次世代のエンターテック人材を育成することを目指しています。基本方針は、タワーレコードの強みでもあるリアルな音楽発信(=フィジカル)に、次代のトレンドを先取りしたデジタルスキルを融合させたサイバーフィジカルのアップデート。
「5G時代のエンタメコンテンツ、新規事業を生み出せるような人材排出を目標にしています」とは校長を務めるタワーレコード代表取締役副社長・伊能美和子さん。

『タワーアカデミー』のミッションは、「エンタメ業界への人材輩出」「5G時代のコンテンツ配信」「5G時代のワークスタイルの想像」。そのためには、エンターテックに強い人材が今後ますます求められると考えられます。『タワーアカデミー』では、エンターテックを核に、オープンイノベーションのリアルな場を提供することで、業界全体のデジタルトランスフォーメーションの推進を目指します。『タワーアカデミー』の学びについて伊能さんは「学び」、「コミュニティ」、「人材輩出」という3つのポイントを掲げました。

『タワーアカデミー』のロゴは、タワーレコードのイメージカラー赤と黄を用いつつ、
日の出をモチーフにデザインされたもの。「5Gが地平を超え新たな時代を予感させるイメージ」とは伊能さん

講座では、オンラインで知識を深めながら、リアルな教室で講師、クラスメートとともに実践するサイバーフィジカルな「学び」の場を提供していきます。第一線で活躍するクリエイターやプロデューサーを講師陣に迎え、時代を先取りした旬な知識とスキルを学びます。多彩な人材をリアルな場でつなぐ中で、新しい「コミュニティ」が形成しつつ、エンタメ業界や一般企業への就職や、コンテンツ制作の委託、独立起業の支援といった「人材輩出」を目指します。伊能さんは「趣味の多様化がますます加速化している中で、受講生と旬な技術、プロのクリエイター企業や団体…そうした多彩なつながりを育める場になれば、と考えています」と思いを込めて語りました。

テクノロジーが進化するほど、リアルな場での体験の価値は高くなる

記者発表イベントには、Touchdesignerの日本での第一人者・松山周平さん、デジタル音楽ジャーナリストのジェイ・コウガミさん、株式会社NTTドコモ スポーツ&ライブビジネス推進室室長の馬場浩史さん、15歳で株式会社セブンセンスを創業した吉田拓巳さんが登壇し、トークセッションも展開。『タワーアカデミー』への期待感を以下のように語りました

ジェイ・コウガミさん
「5Gがスタートしてさらにインターネットの可能性が広がることで、音楽業界、エンタメ業界を支えるための新たな人材の育成は急務だと感じています。業界全体を盛り上げるきっかけになると思いますし、ユーザーの価値を高める視点、新しいアイデアを持つ人材が排出できることに大きな期待を寄せています」

吉田さん
「テクノロジーが進化するほど“リアルな場での体験”に対する価値が高まっていると感じています。テクノロジーを旨く利用して、新たな体験を作っていきたいという思いがあります。今後、通信技術が進むことで、いろんなことのハードルが今以上に下がると考えています。つまり、今以上にチャレンジしやすい環境になっていく。『タワーアカデミー』を通して、次世代の新たなチャレンジができる人がどんどん生まれていけば素敵だなと思います」

松山さん
「今強く感じているのは、リアルの価値がより高まっているという感覚です。5Gの時代が到来して、オンラインでさまざまなことができる可能性が広がりますが、一方でますますリアルな価値というのは高まることは間違いありません。リアルとデジタルは、背反しない所が面白いところです。テクノロジーの進化によって、これまでに体験できなかったような新しい体験を作れる楽しさを、この『タワーアカデミー』でぜひ体感していただければと思います」

馬場さん
「『タワーアカデミー』が、日本発の情報発信力をどこまで高められるか、という期待感はとても高いです。みなさんがおっしゃっているように、これから通信技術がいかに進歩しても、それを扱うのは人です。人がそこにいる以上、体験にこそ大きな価値があると考えています。『タワーアカデミー』では、5Gで可能になる新しい体験型のコンテンツを世界中に拡散できるポテンシャルを持っていると思います。5Gという技術を役立てていただきたいし、活用していただける人材が増えることに期待しています」

こうした期待感を受けて、伊能さんは「みなさんにお教えするという大壇上な立場ではなくて、みなさんと一緒に考えて新しいものを作り上げていく、そんな方々が楽しく集まれるばにしてきたいと思っています」と話した。

『タワーアカデミー』は4月開校。スキルや知識をキャリアや独立起業、趣味にまで活かせる幅広い内容をそろえ、その講座は今後さらに拡充させていく予定です。

※講座紹介ページはこちら